今日の教室。

絵画教室アトリエHIRO

描く力はあるけれども、ちゃんと絵に向き合えず100%の力を出せていなかった子。今回は少しだけ殻を破れた気がする。上手に描くことが目的になっていて、そこからプラスαの感覚を身に着けてほしいとずっと思っていました。上手に描くだけではなく、なぜそれを描きたいと思ったのか、それをどう表現したいか。写真のまんま描いたら、全て表現できるのではないか?とその子は言います。自分もそう思っていたので気持ちすごく分かります。なるべく否定はせずに。上手には描ける!それはすごい!そこにこういうことができるようになるとさらにすごい!という感じで。出来ていること、本人がやりたいことはちゃんと認めてあげたい。今回鉛筆画で上手に描きたいという本人の気持ち、プラス自分なりの表現を少しできた気がします。最後画用紙を色画用紙に貼る時に失敗して、一生懸命描いた画用紙がビリビリになってしまいました。彼は机叩いて「なんでー!!!」って叫んでいたけど、それは一生懸命取り組んだからこそ生まれる感情。素晴らしいこと。そして失敗は誰でもすること。そこで投げてしまったら終わりだけれども、諦めず、失敗から立て直すことができれば必ず道が開けることを話す。諦めず失敗も糧にして最後までやり切ってくれた。この経験ひとつで人生ががらりと変わるわけでもないけれども、ひとつよい経験ができたろうし、僕もうれしかった。こういう積み重ねをたくさんしていけると良いと思う。